東北ツーリング2009(第12回ロングツーリング・2009年8月)

東北ソロツーリング、再び
〜凄い温泉がいっぱいです〜

プロローグ
  • 今年の天気は何か変。
    夏なのに晴れない、曇りばかりで雨が多い、そんな日々が続いていました。

    当初、今年の夏ツーリングの予定は7月〜9月間に自由に取れる夏休みを利用し、
    空いている7月中に飽きもせずまた北海道に行こうと思っていました。
    ツーリング計画も綿密にたて、あとはフェリーと宿の予約だけになっていました。
    しかし、7月中は天気が悪く週間天気予報でも一向に好転する兆しが無いため、延期延期を繰り返し結局8月になってしまいました。
    そうこうしている内に仕事が忙しくなり、ようやく世間のお盆休みの翌週に休みを取ることにしました。

    そしてもう一つの異変が100年に一度といわれるの大不況です。
    自分も例外に漏れず思いっきり影響を受けました。
    先の見えない不況の中、旅費がかさむ北海道は諦め、控えめの4泊5日の東北ツーリングに切り替えました。

    どうやら週間天気予報は良さそうです。計画もばっちり、テンション上がってきました。
    そして夏休みの週がやってきました。

8月16日 (川崎→盛岡)
  • 1日目です。天気はまずまずです。今日はほぼ移動、盛岡まで行きます。
    気合で朝6時に出発し、いつものように首都高に乗ります。
    昨年は工事や渋滞のため湾岸線経由で東北道へ向かいましたが、今回は池袋を経由して行きます。

    すんなりと東北道に入ります。
    最近、「高速道路土日1000円」の影響で週末は高速渋滞が多発しています。
    本日はお盆休み最後の日曜日、登り車線はかなりの渋滞が予想されていますが下りは空いています。
    順調に進み安達太良SAに着きました。
    このサービスエリアにはよく来るなあ。何となく入りたくなる位置にあるんでしょうかね。
    サービスエリアの裏のほうから、いつものように安達太良山がよく見えていました。

    ここを通るときはいつも晴れてる気がします。
    晴れていますが気温はそれほど高くはありません。30℃行くか行かないかくらいです。
    昨年、一昨年は35℃越えだったので全然楽勝です。

    宮城県に入りました。
    去年の夏は、この先で覆面パトカーにスピード違反で捕まりました。
    パトカーに誘導され村田ICに止めてキップを切られたとばかり思っていました。
    その村田ICを通り過ぎるときに、あれ?ここじゃない、記憶が間違っていたようです。
    それはもう少し先の仙台南ICであることが判明しました。
    怒りと後悔と落胆で混乱していたようです。まあ、どうでもいい情報ですね。

    岩手県に入りました。
    渋滞のほとんど無いまま進み一関ICで高速を降ります。
    国道4号に入り北上します。
    しばらく進むと中尊寺がある平泉です。餅が美味しいとされていた毛越寺(もうつうじ)にあるお店を目指します。
    着いたのですが、あれ?店が無いな・・・
    周りをうろうろしましたがありません。諦めます。(実は境内にあったらしい。ここまで来たら参拝しろよ・・・)
    他にも寄りたいところがあるので先を急ぎます。中尊寺に寄らないの?と言う突っ込みもスルーです。

    国道4号から胆沢広域農道に入ります。
    トウモロコシ畑などに囲まれる直線道路はまるで北海道のような気持ちのいい道です。
    国道397号との交差点付近に「まだ来すた」という農家レストランなるのもがあったので寄ってみました。

    本当の農家の建物のようです。
    とても長閑なところにあるのですが割りと混んでいました。店内は今風で落ち着いた感じです。
    名物の豆太郎定食を食べました。

    おからとサラダ、野菜の煮物、豆腐の肉詰めフライ、デザートが付いています。
    豆太郎と言うことで豆腐料理が中心なのでしょうか?素朴で美味しかったです。
    デザートの豆乳のプリンとコーヒーも美味しいです。
    帰るときには「またきざいね」(?)と言われます。(また来て下さいね、という意味かな?)

    国道397号から少し山沿いの県道37号に入り北上します。
    駒子の湯という温泉施設の辺りから農道に入って三角点展望台という場所を目指しましたが、全くどこにあるか分かりませんでした。
    それでも農道からの景色は北海道のように広々していて気持ち良かったです。

    県道37号を進み国道107号と交差してさらに北上します。
    県道12号とぶつかり豊沢川沿いを上流に向かうと花巻南温泉郷の旅館が点在しています。
    その中の「大沢温泉」に寄ることにしました。

    大沢温泉は山水閣、菊水館、自炊部の3つに分かれています。立ち寄り湯は自炊部で受け付けていました。
    木造の建物は湯治場の雰囲気たっぷりで趣があります。
    自炊部の部屋は、古い家の一室のような感じでくもりガラス越しにテレビが見えていたり、炊事場があったりします。
    長期の湯治客は炊事場で食事を作ることも可能です。
    廊下を進み階段を下りていくと川沿いに広い露天風呂があります。名物の大沢の湯です。

    これは気持ちの良さそうな露天風呂です。早速入ってみます。
    ブ〜〜〜〜ン・・・・。んっ?!アブだっ!!
    裸になった途端にアブが攻撃を仕掛けてきました。
    湯船に浸かり体をガードしていても頭に接近してきます。
    何をこんなに狂ったように攻撃するのでしょうか??何目的?
    結局、見た目の良さとは裏腹に全然くつろげない風呂でした・・・。アブが居なければとても良い露天風呂でしょうね。
    速攻で着替えて内風呂に向かいました。

    自炊部から豊沢川に架かる橋を渡って行きます。
    橋からは先ほどの大沢に湯が見えます。タオルを振り回している人が見えます。アブと戦っているのですね。
    あれ・・?そう言えばお尻が痒い?刺されました・・・。がっかりです・・・
    何か自分って刺されやすいんだよなあ。蚊にも。血液型のせい?二酸化炭素出しすぎ?
    橋の先には木造の菊水館があります。そこにある南部の湯に入ることができます。
    南部の湯はアブの心配が無い内風呂です。

    木製の湯船が気持ちいいです。でもこんな緑が多いところだからやっぱり露天風呂がいいなあ。
    湯上りに着替えていると若い兄ちゃんが入ってきました。
    「ここは露天ですか?」、話を聞くと露天風呂で自分と同じようにアブの攻撃を受けたそうです。
    自分だけではないようです。

    橋を渡って自炊部に戻り、迷路のような廊下を歩いていくと薬師の湯という内風呂がありました。

    昭和の香りがするタイルのお風呂です。ちょっとプールちっくです。
    自炊部の受付を通り過ぎてさらに通路を進むと山水閣に入ります。
    山水閣には半露天の大きな豊沢の湯がありました。いったい幾つの風呂場があるのでしょう?湯量が豊富なんでしょうね。

    尻が痒いまま出発します。
    県道12号から県道13号に入り北上します。割と交通量が多くペースは上がりません。
    だんだんと建物が増えてくると盛岡が近づいてきます。
    市街地に入っていきます。
    一昨年も来たのでなんとなく道は覚えています。すんなりと本日のお宿、カリーナホテルに着きました。
    玄関先の屋根があるところにバイクを置かしてもらいました。

    さすがに疲れたのでホテルで一服します。
    夕飯は楽しみにしていた盛岡名物のじゃじゃ麺を食べよう思っています。
    お目当ては「白龍(ぱいろん)」というお店です。一昨年来たときに食べに行ったのですが長い行列で諦めました。
    今日は行列を避け閉店間際に行く作戦です。
    閉店時間は19時なのでのんびりとちびまる子ちゃんを見終わってから出陣です。

    お店があるパルクアベニューカワトクの地下へ向かいます。
    予想通り空いていて入店待ちは4人。それでも4人も待っているというのはやはり人気のお店です。
    しばらく4人の後ろに並んでいると、店員が「あら?もう終わりですよ」と自分に言ってきます。
    え?!なんで?
    どうやらすでにオーダーストップしていたところに、自分が勝手に並んでしまったようです。
    そそくさと退散します。けっ!なんだよ。早く言えよ!
    ん〜〜どうしたものか。
    楽しみにしていたじゃじゃ麺を諦める訳にはいきません。
    20時までやっている「白龍本店」を目指しました。

    携帯ナビを頼りに歩いていきます。
    盛岡城址公園の中を歩き県庁前に向かいます。
    この辺りは飲み屋街になっているようです。
    白龍本店、ありました!が、しかし「本日臨時休業」だそうです。がっかりです・・・
    一昨年もダメ、今回もダメ(しかも2店)、白龍とは本当に相性が悪いようです。

    それでもじゃじゃ麺は諦めきれず携帯で調べます。
    「不来方じゃじゃ麺」という店がヒットしました。再び繁華街に戻ります。
    大通りを駅方面に向かい、アーケードの屋根が無くなった辺りに看板がありました。
    ビルの階段を降りて怪しげな地下街に店はありました。なんとなく微妙な雰囲気で失敗したかな〜とちょっと思いました。
    不来方(こずかた)とは昔の盛岡の地名だそうです。
    早速、じゃじゃ麺(チータン付き)を食べました。

    ほほう、これがじゃじゃ麺ですか。
    うどんのような麺に肉ミソ、きゅうり、ネギ、そして真っ赤な生姜。これらにラー油、酢などを混ぜて食べます。
    ん!、うまい!なんだこれ、美味いぞ。
    独特の旨味の肉ミソとうどんが絡み、きゅうりとネギがアクセントになっています。
    うどんを食べ終わるともう1つの楽しみがあります。
    カウンターに置いてある大きな丼にはいくつも生卵が入っています。
    これを食べ終わった皿に自分で割って入れ、ちょっと残った肉ミソと一緒にかき回します。
    そして店員さんに「チータン、お願いします」というと、その皿に肉ミソを追加してスープを入れてくれます。

    これを再びかき回すと玉子スープが出来上がります。
    これも美味しいです。本当はチータンタンと言うらしいです。
    すみません、「なんとなく微妙な雰囲気」などと言った事は取り消します。

    大変満足して店を後にします。
    盛岡の街には打ち上げ花火の大きな音が響いています。花火大会でもやっているのでしょうか?
    辺りを見回してもビルに阻まれ音だけしか聞こえません。
    ホテルのすぐ近くに来たときにようやく花火が見えました。
    やっと見れると思ったらフィナーレのように花火がたくさん上がり終わってしまいました。
    ホテルの部屋に戻ってカーテンを開けると、ちょうど花火が上がっていた方向が開けている部屋でした。
    もしかして、ホテルの人が気を利かせてこの部屋にしてくれたのかなあ?
    だとしたら全く無にしてしまいました・・・。あ〜ぁ、見たかったなあ。

    本日の走行距離、603km。

8月17日 (盛岡→横手)
  • 2日目です。低い雲がかかっています。
    国道4号を北に向かい国道282号に入ってさらに北上します。
    大更(おおぶけ)の街からは県道23号入り西に向かいます。少し晴れてきました。
    木々に囲まれた気持ちのいいストレートが続きます。

    道の先には岩手山や八幡平があるはずですが山の周りには低い雲がたちこめて上の方は見えません。
    柏台の交差点の辺りから道は山岳モードに切り替わります。
    県道23号の山岳区間はアスピーテラインと呼ばれています。
    標高は一気に上がっていきます。標高が上がるとともにだんだんと雲が取れていきます。
    雲が山にぶつかり半分曇り半分晴れになっている境目がありました。

    さらに進むと眼下に湿地帯が広がり、その中に夜沼が見えました。

    人の気配がない大自然の中にひっそりと沼があります。辺りはアオモリトドマツの原生林です。
    その先の雲の中に見え隠れしているのは岩手山ですが、その全容は見えません。
    あ、と思ったらちょっと山頂が見えました。岩手山です

    山の下のほうには雲が広がり雲海のようになっています。その上にちょっとだけ山頂が見えます。
    さらに進むと原生林の中の長いストレートが現れます。

    八幡平側の空は晴れてきました。空の青が濃いです。気持ちいい〜〜。
    今日は平日なので道が空いています。ほとんど対向車を見ません。
    前方に八幡平の見返峠が見えてきました。(写真の右側の方、ちょこっと雲が見えている辺り)


    そして見返峠に到着しました。
    峠の西側(秋田県側)には仙北市方面の原生林の景色が広がります。

    駐車場にバイクを停めます。
    見返峠から山道を登って行くと八幡沼があるそうです。
    料金所のおじさんに聞いてみると「こんな天気いい日はあまり無いから行った方がいいよ」と言われました。
    なるほど、そこまで言われたら行かないわけにいきません。

    県道を横切って山道を登っていきます。
    長い階段を登りきると見返峠がありました。先ほどの県道の峠は実は見返峠とは言わないのでしょうか?
    そこから平らな遊歩道を進むと八幡沼が現れます。

    水面に空が映ってきれいですね〜〜
    八幡沼の周りは散策路になっていますが、そこまで行く時間はありません。
    八幡沼の反対側にはガマ沼があります。

    こちらの沼は水辺まで行くことができます。
    さらに遊歩道を進みます。
    ほどんど平らな道を進んでいくと八幡平頂上(1613m)の木の柱が立っています。

    え?ここ?木々に囲まれ何の展望もありません。
    山頂ではなくて頂上です。八幡平なので山ではないと言う事でしょうか。
    すぐ横に木で出来た展望台があります。ここへ登ればすばらしい景色が見えるのでしょうか?

    見えません・・・。森と空しか見えません。

    遊歩道は円を描くようにさらに進みます。(時計と反対周りに進んでいます)
    すると丸い沼が2つ並んだめがね沼があります。
    そしてその次には鏡沼があります。

    名前通り鏡のような水面に空が映っています。
    このように小さな沼が幾つも点在しています。
    その次には「不思議な凹地」と書かれた看板があり凹んだ穴がありました。

    この凹地はどのように出来たかが不明らしいです。
    小さな火山の火口、地下水脈による陥没などの説があるようです。
    覗き込むと水が溜まっていました。
    遊歩道は最初に登った階段の途中に繋がりこれで一周となります。階段を下り駐車場に戻りました。
    約40分のハイキングでした。

    ちょっと汗をかいたので温泉に行こうと思います。
    アスピーテラインから県道318号に入り少し下ると「藤七温泉彩雲荘」があります。
    この旅館は標高1400mにあり東北で一番高所の温泉だそうです。温度計は21℃でした。
    本館で料金を払い、本館脇の廊下の先に更衣室があります。
    更衣室の先には、大きな内風呂があります。

    お湯は白い濁り湯です。窓から入ってくる風が気持ちいいです。
    湯量が豊富でシャワーもありこの内風呂だけでも料金を取れそうです。
    ここから外へ出られます。
    すぐ外に半分屋根がある露天風呂があります。

    こちらも大きくてすばらしい風呂です。
    目の前には高原の景色が広がり、所々から蒸気が上がっています。
    おお、すごいぞ、ここの温泉は!!
    この露天風呂はちょっと高い所にあるので全体が見渡せます。

    裸のまま歩道を下りていくと混浴露天風呂が4つと女性専用露天風呂が1つあります。
    一番上から混浴露天@、その下に混浴露天A、さらに下の2つ並んで混浴露天BCがあります。
      
    一番上の露天風呂は熱く、下の行くほど入りやすい温度になっています。
    風呂の底からは泡がブクブクと上がっていて天然のジャグジーのようです。
    風呂の脇の地面からは熱湯が噴出しています。

    自然の凄さが見て分かります。
    露天風呂に入って上を見上げれば高原の緑と青空が広がっています。

    いや〜、いい温泉ですね〜。風が気持ちいいです。
    因みに県道から混浴露天風呂は見えてしまうので女性はちょっと厳しいかも。
    更衣室の入口で作業をしていたおじさん(従業員?)と立ち話をしたのですが、訛りがきつくて半分くらいは意味不明でした。
    受付で温泉玉子を買おうとしましたが、残念ながら卵切れでした・・・。

    再びアスピーテラインに戻り、秋田県に入ります。
    この道は何度か通っていますが、これだけすっきりと晴れたはのは初めてです。
    見返峠からは徐々に下りになります。気持ちのいいワインディングロードが続きます。

    一昨年に入った「ふけの湯」の入口を過ぎさらに進みます。

    すると後生掛温泉入口の看板があります。
    「後生掛温泉」はよくテレビなどに登場するほど有名です。寄ってみることにします。
    平日だというのに駐車場は車で一杯で観光客でにぎわっています。
    売店がある正面脇から少し下ると受付があります。湯治場の雰囲気があります。
    さらに下にある建物に入ると更衣室があります。
    木造の風呂場は趣があります。

    太い木の柱が立ち温泉のお湯がそのまま掛かっています。
    大きな神経痛の湯、泡風呂の火山風呂、ちょっと狭いですが露天風呂などがあります。
    中でも後生掛温泉の名物は泥湯と箱蒸し風呂です。

    泥湯は2人でサイズくらいの大きさです。底には文字通り泥が沈んでいます。(と言ってもそれほどの量ではないです)
    箱蒸し風呂は1人用の小型サウナって感じで、箱の中に入って座り扉を閉めます(頭は箱の外です)。
    サウナが苦手な自分でも頭が外なので長く入れます。
    湯上りに売店で名物の黒たまご(温泉卵)を3つを買いました。

    1つ食べて残りは持って帰ります。そして温泉を後にします。

    アスピーテラインを下り国道341号に入り北上します。
    しばらく走ると山道から平地の田舎道に変わります。
    県道191号に入るときれいな田んぼが広がります。長閑な道です。

    県道22号にぶつかったら西へ向かいます。
    このまま真っ直ぐ進めば大館の街ですが、大葛というところから県道309号に入ります。
    道は段々と山の中に入っていきます。
    標高は高くは無いですが道が狭くカーブがきついです。
    砂子沢峠を越えると一旦下りになりますが山道は続きます。
    すれ違う車はほとんどありません。景色も開けません。森の中をアップダウンとカーブを繰り返し延々と進みます。
    こんな所でコケたらやばいなあ・・・。
    慎重に進みます。

    もう、勘弁してくれと思っていると久しぶりの建物が見えました。
    太平湖グリーンハウスです。レストランなどがあるようです。
    駐車場の先の展望台?から太平湖と森吉山が見えました。

    グリーンハウスでは太平湖の遊覧船のチケットを売っているようですが、湖面ははるか下のほうに見えます。
    そこまでは歩きなんでしょうか?

    一服してから出発します。
    相変わらず厳しい道が続きます。景色はなかなか開けません。
    景色がいい場所に出ました。先ほどのグリーンハウスが小さく見えます。(右の端に太平湖)

    ようやく川沿いの走りやすい道になりました。たまにダンプカーに道を塞がれますが追い越していきます。
    やっと国道105号に出ました。もうヘトヘトです。どこかで休みたい・・・。
    しばらく国道105号を南下すると道の駅「あに」がありました。
    休憩します。あ〜疲れた〜〜

    そう言えば今日、昼飯食べて無いんだよな〜
    でも、今日の昼飯は角館で食べる予定です。と言ってももう午後3時ですが・・・
    とりあえず何か食べたいです。
    道の駅の中にある「レストランあおしし」で名物の山ぶどうソフトクリームを食べました。

    美味しい〜。疲れたときは甘いものに限りますね。
    田んぼの先に線路が見えます。秋田内陸縦断鉄道の線路です。
    あぜ道を通って線路に出てみました。(良い子は真似しないように!)

    田んぼの中の真っ直ぐの線路の先に比立内駅が見えます。

    先を急ぎます。
    国道105号をひたすら南下します。
    ダラダラと高度を上げ大覚野(だいがくの)峠を過ぎると下りになります。
    線路と交差しながら単調な道が続きます。田沢湖のすぐ近くを通りますがスルーです。
    辺りが広い水田風景になってくると角館はもうすぐです。

    角館に着きました。
    場所が良く分からなかったのですが、なんとなく走っていたら角館観光のメインである武家屋敷通りに着きました。

    春には大きなしだれ桜の並木になることで有名です。確かにこれがピンク色だったら凄いですね。
    今は緑の大木が道を覆っています。
    通り沿いには武家屋敷が点在します。河原田家石黒家をちょっとだけ覗きました。
     
    本当はもっとゆっくり見ればいいのでしょうが、暑いし疲れてるし腹減ってるしでテンション下がっています。

    何かお店を探します。この通り沿いには屋敷のようなお店も何軒かあります。
    元武家屋敷をお店にしてるのか武家屋敷風のお店なのか良く分かりません。
    結局、武家屋敷通り沿いには惹かれる店が無かったので入りませんでした。
    バイクを停めてあった場所の近くに親子丼が美味しそうな店があったのですが、いくら呼んでも店員が出てくる気配が無かったので諦めました。
    さらに角館の蕎麦屋を検索しバイクに乗って向かいましたが、すでに閉店していました・・・。がっかり。
    最後に角館駅に行けば何かあると思って行ってみましたが何も無かったです。
    もうすぐ午後5時なります。今日は朝飯のパンと温泉卵1個とソフトクリームしか食べてないです。
    あっ!そうか。温泉卵があったか!
    ん?あれ?何処に入れたっけ???
    無い・・・。何処にも無いです。きっと荷物の上に置いたまま走り出して路上に落としてしまったようです。
    あ〜ぁ、もったいない。(たぶん)道を汚してしまいました、すみません。
    う〜ん、今日は飯にありつけん。腹減ったな〜

    国道105号から県道11号に入ります。
    交通量が多くスピードが上がりません。この道は旧羽州街道だそうですが特に見るところも無く坦々と進みます。
    六郷の街に入ってきました。
    この辺りには六郷湧水郡と呼ばれる湧水が60ヶ所以上点在するそうです。
    ガソリンスタンドの店員さんに湧水について聞いてみると、道順が分かりやすいニテコ清水という場所を教えてもらいました。

    スタンドから真っ直ぐ行くとニテコ清水がありました。
    ニテコ清水は周りからは少し低くなっているところにあって、六角形の井戸のようなっている底から水が沸いています。

    大きな木に囲まれ少し涼しいです。
    ニテコとは、アイヌ語のニタイ(森林)、コツ(水たまり)、つまり「森林の水たまり」という意味らしいです。
    何故、秋田でアイヌ語が使われるのでしょうか?不思議です。

    すぐ横には「ニテコ名水庵」という食事処があります。
    流しそうめんが出来るようで、流しそうめん用のスペースとレストランのスペースに分かれています。
    流しそうめんは、中華テーブルのような円形のテーブルの中に輪のように水路があり、そこをそうめんが流れるようです。
    ちょっとそそられましたが、割りとお客がいて流しそうめん用のテーブルは空いていませんでした。
    お腹が空いていて待てないので、諦めて隣の立派な造りのレストランの方に入りました。
    こちらは誰もいません。
    仁手古サイダーと(流れていない)天ぷらそうめんセットを頼みました。
     
    仁手古サイダーはニテコ清水を使用した地サイダーです。
    暑くて疲れた体にはどちらも涼しげで美味しかったです。
    午後5時半、やっと昼飯が食べられました。
    たまたま寄った観光スポットですが割りと楽しめました。

    再びさっきのガソリンスタンドの前を通るとき、店員さんに走りながら軽く会釈すると向こうも分かったようで返してくれました。
    国道13号に出ました。南下します。
    日が暮れてきました。広大な水田に夕日が落ちようとしています。

    国道をしばらく走ると、本日の宿泊地である横手の街に入ります。
    ちょっと迷った末、横手セントラルホテルに到着しました。
    今日は結構疲れました・・・

    疲れましたが、横手と言えばB級グルメの横手焼きそばです。
    美味しそうな店が横手駅の近くにあるので行ってみます。
    ホテルから駅までは何気に遠いです。1kmくらいあるでしょうか?
    バイクで行ったら飲めないし、歩いていきますか。

    駅までは一本道です。
    時間は午後7時ですが人も車も少ないです。街灯が少ないせいか道がなんとなく暗いです。
    15分くらいとぼとぼ歩いて駅前まで来ました。
    平日とはいえ駅前もびっくりするくらい静かです。
    お目当ての店はすぐ見つかりました。「七兵衛」というお店です。
    客は自分だけでした。店内は居酒屋のようですがメニューを見ると和食から洋食、ラーメンまで何でもありです。
    当然、横手やきそばのシングル(麺1個)と生ビールを頼みました。

    横手焼きそばの特徴は、
    ・茹で麺を煮焼きにするという調理法のため水気が多くなる(つゆだく)
    ・ストレートの角麺を使用する
    ・具は挽肉とキャベツが基本
    ・片面焼きの目玉焼きが乗っている
    ・付け合わせが福神漬け
    だそうです。
    こちらの店ではさらに、ソースにデミグラスソースを使用し目玉焼きには比内地鶏卵を使用しているそうです。
    まさに和食と洋食のコラボレーションです。
    焼きそばの皿と一緒にソースが入った容器が付いています。すでにつゆだく状態ですがどう使うのでしょうか?
    黄身を割ってかき混ぜて食べます。濃い目のソースと黄身が混ざって少しマイルドになります。
    美味しかったです。結局、容器のソースは使いませんでした。
    食後に米粉で作った横手プリンも食べました。

    予想外に、派手にデコレートされていました。
    満足して店を出ました。

    酔い覚ましにはちょうどいいホテルまでの長い道を、また歩いて帰りました。
    かなり盛りだくさんな1日でした。疲れた〜

    本日の走行距離、272km。(合計875km)


8月18日 (横手→天童)
  • 3日目です。今日も天気は良さそうです。
    国道107号を東に少し走ってから県道40号に入ります。
    点在する民家や田んぼ、畑に囲まれた長閑な道です。
    しばらく走ると民家は無くなり道は細くなり少しずつ高度を上げます。
    峠付近に近づくと横手方面の景色が開けました。

    遠くまで見通せます。気持ちのいい景色ですねえ。
    名も無き峠を越えて下っていきます。対向車はほとんどすれ違いません。
    県道から国道397号に出るとすぐに国道342号と合流します。

    国道342号を南下します。
    この道も田舎道です。成瀬川と交差しながらだんだんと山奥に入っていきます。
    そういえばさっきからダンプカーが多いです。また、道路工事をしている箇所も多いです。
    この辺りは2008年に起きた岩手宮城内陸地震の影響で道路などがかなり被害を受け、今も修復工事が終わっていないのです。
    この国道の秋田県区間は工事をしていますが通行は可能です。しかし岩手県区間はまだ通行止めが解除されていません。
    何度もの片側通行の工事現場を通り過ぎて標高もずいぶん上がってきました。
    道端に仙人水という湧水がありました。

    何故かいくつも看板が立っています。協力金のお願いや水質表などいろいろです。
    真ん中の小さな鳥居の下の2本のパイプから水が出ています。
    お賽銭を入れて水を頂きました。うまい!
    水の温度は平均6度だそうでかなり冷たいです。

    辺りは低い霧に包まれてきました。少し肌寒いです。
    一昨年に寄った栗駒山荘を通り過ぎ、栗駒峠に到着しました。
    ここから先、岩手県側は前述のように地震の影響で通行止めです。

    峠の駐車場の前には「須川高原温泉」があります。この温泉に立ち寄ります。
    風呂の入口の横にはワイルドな足湯があります。掛け流しです。

    更衣室の先には大きな露天風呂がありました。誰も居ません。

    広いですねえ。お湯が青白く見えるのは底が青いからです。
    風呂の奥に見えるのは大日岩という岩です。地震のときにちょっと崩れたそうです。
    大きな2つの岩の間から木樋が2本、男女別の露天風呂に引かれています。

    この奥から沸いているのでしょうか。掛け流しで温泉が風呂に注がれています。とても湯量が豊富です。
    広くて気持ちいいのですが、広さのせいか底の色のせいかちょっとプールのような感じがしました。

    駐車場に戻るとCUBで日本一周しているという若者がいました。
    羨ましい、頑張れよ〜
    栗駒峠から県道282号に入り西へ向かいます。
    県道に入るとすぐに須川湖があります。

    高原の小さな湖です。
    湖の向こうに秣(まぐさ)岳が見えています。栗駒山方面は雲に隠れています。
    人の気配がありません。静かですね〜。

    一服してから走り出します。
    しばらく行くと国道398号に出ます。この国道も地震の影響でここから南側が通行止めになっています。
    なので北に向かいます。
    すぐに欅橋という大きな橋が架かっていて湯沢方面の景色が開けます。

    新しい道で走りやすく一気に下っていきます。

    下っていくと山の中に大湯温泉があります。もちろん立ち寄ります。
    大湯温泉には「阿部旅館」が1軒だけあります。山奥ですがきれいで立派な旅館です。
    受付で料金を払うと、女将さんが「今日は川風呂に入れます」と。ほほう・・・
    旅館の脇を通って裏のほうへ行きます。
    そこから階段を下っていくと更衣室があります。
    更衣室の先には今昔風呂という内風呂があります。

    ちょっと狭いです。底は女湯と繋がっています。
    外に出ると川沿いにかじかの風呂という露天風呂があります。

    露天風呂のすぐ奥には源泉があって98度の熱湯が湧き出しています。
    気持ちのいい露天風呂です。
    この風呂は一部深くなっているところがあって、これは立って入る立ち湯なのだそうです。
    先ほど女将が言っていたように、すぐ横の川はに温泉が流れ込み天然の川風呂になっています。

    入ってみます。一応、混浴です。
    あつっ!入れなくは無いですがかなり熱いです。底は砂利です。
    普通の川なので季節や天候に拠って川自体の水量が変わりますよね。それに拠って温度は随分変わりそうです。
    もう少し水量が多ければ温度がちょうどよくなるかも。でも7月〜9月の間だけしか入れないようです。
    湯上りの休憩所はテラスのようになっています。

    はぁ〜〜風がとても気持ちいいです。
    小さな囲炉裏が並んでいますが、ここで食事でも出来るのでしょうか?
    なかなか良さそうな宿です。泊まってみたくなりました。

    再び国道398号を下っていきます。
    少し行くと小安峡温泉の旅館街があります。
    小安峡といえば紅葉の名所で有名です。よくポスターなどで見る場所はどこでしょう?
    少し先に渓谷に架かる大きな橋がありました。川原湯橋です。
    とても高いのですが欄干がスカスカでメチャクチャ怖いです。自然とへっぴり腰になってます。
    でも、ここからの小安峡の景色はかなりいいです。

    ポスターの場所はここかあ。紅葉の季節はきれいでしょうね〜
    恐る恐る川上側の橋の真下の方を覗くと川岸から噴煙が上がっています。
    これは大噴湯といって小安峡の名物です。
    岩の間から98度の湯と蒸気が噴出しているらしいですが、底まで下りてる時間はありません。
    昼飯を食べるために先を急ぎます。

    なだらかに国道を下っていきます。
    皆瀬川を渡ると稲庭うどんで有名な稲庭町です。
    目指したのは超有名店の「佐藤養助総本店」です。

    うどん屋とは思えぬ立派な建物です。
    辺りは田舎町で長閑な感じですがここだけ異様に賑わっています。駐車場には警備員がいます。
    一昨年来た時は長い行列を見て諦め、他の店に行きました。
    ちょうど昼時ということもあってすでに5組待ちでした。名前を書いて待ちます。
    というか今日は平日です。その割には凄い人だなあ。
    立派な建物の中には土産屋、奥にうどん工場があって見学できるようになっています。

    伸ばされたうどんがたくさん垂れ下がっています。手延べ製法だということがよく分かります。
    割と早く呼ばれました。回転はいいようです。
    多彩なメニューがありますが二味せいろを食べました。

    醤油とゴマ味噌の2つつゆが付いています。
    うどんは締まっていて腰がありしかもツルツルな喉越しです。美味しいです。
    会計時に、もし良かったらということでうどんの切れ端を1袋もらいました。

    どう食べるのかと尋ねたら、茹でてそのままでもよし、マカロニ代わりでもよし、だそうです。(帰宅後、美味しく頂ました)
    なかなかいいサービスですね。そしてうどん屋を後にしました。

    店の横から県道307号に入ります。
    県道に入るとすぐに田んぼが広がります。

    こんな田舎の店にあんなに人が集まるのは、やはり凄い!
    うどんが名産なのだから田んぼじゃなくて小麦畑のほうがしっくり来るのだけどなぁ。
    低い山を越え県道51号に出ます。
    そして須川ICから出来たばかりの湯沢横手道路(無料)に入りますが、たった1区間で終点の雄勝こまちICです。

    ここからは国道13号を南下していきます。
    幹線道路のため交通量が多くペースは上がりません。
    雄勝トンネルを抜けると山形県です。
    国道13号の新道にある新主寝坂トンネルを抜けて下っていきます。
    単調な道を坦々と走ると新庄の街に入ってきます。
    新庄南ICから尾花沢新庄道路(無料)に入り距離を稼ぎます。
    野黒沢ICで再び国道13号に戻り、尾花沢の街に入ります。

    尾花沢には「おくのほそ道 尾花沢そば街道」なるものがあって、1番所から13番所まで13軒のお店が名を連ねます。
    その1番所を目指します。
    1番所の「たか橋」は尾花沢の市街をちょっと過ぎた国道13号沿いにありました。
    駐車場にバイクを停めて店に向かうと、あれ?やってね〜よ。
    臨時休業だそうです・・・。がっかり。

    次に9番所を目指します。
    何故1番所の次に2番所ではなくて9番所なのか??まあ、なんとなくです。
    再び尾花沢の市街に戻り、さらに県道301号で郊外に向かいます。
    田んぼの中の道を鶴子ダム方面へ向かうと蕎麦ののぼりが出ています。
    路地に入ると9番所の蕎麦屋「そば処 鶴子」がありました。

    萱葺き屋根の古い建物のお店です。周りは田んぼです。
    店内は飾りっ気もなく田舎の民家そのまんまです。

    メニューには、どぢやま(もりそば)、おどもり(おおもり)、ごしょざん(特もり)、と変わった名前が付いています。
    これは、この辺りの山の名前だと思われ、おどもりは御堂森、ごしょざんは御所山(船形山)、どぢやまは分かりません・・・
    普通盛りのどぢやまを食べました。

    きくらげと漬物も出してくれます。きくらげには辛子を付けて酢醤油で食べます。美味しいです。
    蕎麦つゆは大根の絞り汁を混ぜてから食べます。これが普通ってのは変わってますね〜
    蕎麦はちょっと太くて少し固めですが美味しかったです。

    県道301号から県道29号に入ります。
    細い山道を登って行くと背あぶり峠を越えていきます。
    下っていく途中に中沢の棚田ビューポイントという看板があります。

    日本の原風景って感じですね。遠くまで見渡せて景色のいいところです。
    さらに下って行くと村山の市街地に出ます。
    国道13号に出て南下すると山形空港の横を通り過ぎていきます。
    このまま進めば今日の宿泊地の天童はすぐそこですが、まだ早いので温泉に寄ります。
    県道20号に入って田んぼの中を進んでいくと「天童最上川温泉ゆぴあ」があります。

    露天風呂はとても広く山形県では最大級だそうです。天気が良ければ月山が見えるそうが今日は見えません。
    お湯は黄色い色をしていています。岩の湯に浸かった部分だけ真っ黒でツルツルしています。
    これは温泉成分が固まっているのでしょうか??
    料金が300円というのは嬉しいです。

    ついでにもう一軒、蕎麦屋に行ってみます。
    県道23号から国道112号に入ります。
    県道25号で寒河江川を渡って国道347号に入ります。
    この辺り、最上川沿いには蕎麦屋が多く、大きな箱に入った板そばが有名です。
    その中でもちょっと変わった冷たい肉そばが名物の「一寸亭本店」を目指しました。
    が!しかし、またしても臨時休業です。
    う〜〜〜ん、お盆休みがまだ終わっていないのでしょうかねえ・・・

    諦めて宿に向かいます。
    先ほどの道を県道23号まで戻りそのまま進むと、将棋の駒で有名な天童の街です。
    駅の近くに本日のお宿、コンフォートホテル天童はありました。
    きれいなホテルです。バイクは駐車場の隙間に置かしてもらいました。
    部屋からは山形盆地が見渡せます。

    夕飯を食べに行きましょう。
    ホテルの部屋にあったガイドマップを持ってすぐ近くの天童駅まで歩いていきます。
    例によってまだ午後7時前だというのに、駅前は人影はあまり無く静かでなんとなく暗いです。
    ちょっと洋風なものを食べたくなったので「房's」という洋食屋を目指しました。
    が!しかし(さっきと同じリアクション)、やってません。
    う〜〜〜ん・・・・
    もう歩き回りたくないので近くの蕎麦屋に行きました。(ものすごく妥協)
    伊藤屋」という街の蕎麦屋さんといった趣のお店です。

    (よく見ると光ってる看板が将棋の駒の形してますね)
    意外にもお店の歴史はびっくりするくらい古く、開業はなんと1850年(嘉永3年)、現在の店主は7代目だそうです。
    名物の五段蔵そばを食べました。

    5段重ねに小分けにされた蕎麦と、5種類の薬味が入ったお椀が付きます。
    やはり蕎麦はちょっと太くて硬めです。
    お椀には、大根おろし、きのこ、納豆、にしん煮、海老天の5種類の薬味が入っています。
    蕎麦の方につゆと薬味を乗せて食べます。
    この辺りの蕎麦屋でよく見るにしん煮を食べることができて良かったです。
    きのこも美味しかったです。海老の天ぷらはちょっと硬かったです・・・。
    美味しかったですが、やっぱり自分は信州蕎麦がいいなあ、と実感しました。

    暗い街をブラブラしてると不動産屋がありました。
    物件を見てみると、2LDKのアパート、2階、BS付き、駐車場込みで52000円!安い!
    コンビニに寄ってから宿に戻りました。
    そして3日目の夜も更けていきました。

    本日の走行距離、266km。(合計1141km)

 

8月19日 (天童→福島)
  • 4日目です。今日は雲に覆われています。
    国道13号に出て山形市街を迂回しながら南下していきます。
    県道53号に入り坂を登っていくと西蔵王高原ライン(有料)に出ます。
    しばらく進むと蔵王の温泉街に到着します。
    温泉街を登っていくと、スキー場のゲレンデの下に出ます。
    そこに「蔵王温泉大露天風呂」の入口があります。

    暖簾をくぐって階段を下りていくと簾越しにチラチラと露天風呂が見えます。
    更衣室を出ると上から大露天風呂の全景が見えます。

    風呂は上の段と下の段があります。上の段は熱めです。
    上の段から下の段にお湯が流れ落ちます。

    湯量が豊富です。下の段の温度はちょうどいいです。
    お湯は青白く透き通っていて湯の花がたくさん沈んでいます。
    効きそうな温泉ですね〜
    この温泉は冬には雪で営業していないようですが、樹氷祭りの2日間だけ開放されるようです。
    雪見露天は最高でしょうね。来てみたいですな〜。

    県道21号で山を下っていきます。
    国道13号に出たら蔵王駅の近くを通り過ぎて県道17号に入ります。
    カーブを繰り返し山道に入っていきます。県民の森の中にある大沼の横を通ります。
    少し雨が降ったのか路面が濡れている箇所があってスピードを出せません。
    その後も山の中を進んでいくとだんだん下っていきます。下りきると国道348号に出ます。
    荒砥の街で国道287号にぶつかったら北へ向かいます。

    最上川が道路に近づいてくると道の駅「白鷹ヤナ公園」があります。
    平日の10時半、広い駐車場ですがほとんど客はいません。
    最上川岸の階段を下りて橋を渡ると、鮎の仕掛けである巨大なヤナが設置されています。

    常設されているヤナとしては日本最大規模だそうです。
    川上からだんだんとヤナ用の堤防が狭くなってきて、最後は簾によって堰き止められています。

    こんなの仕掛けられたら魚は一網打尽ですね。
    でも、いくら待っても鮎の姿は一匹も見えませんでした。

    道の駅には「あゆ茶屋」という食堂があります。あゆ定食などを食べられます。
    が、ちょっと我慢して売店の鮎の塩焼きを食べました。

    美味しかったですが、焼き過ぎなのか少々干からびてる感がありました・・・。

    国道287号を戻り最上川に架かる黒滝橋を渡ります。
    県道9号を少しだけ北へ向かった長閑な所に「熊屋」という蕎麦屋がありました。

    ちょうど11時、開店時間です。寄ってみます。
    当然ですが一番乗りです。
    店内は田舎の家そのまんまといった感じです。

    静かですね〜、畳の広い部屋で思わず寝転がりたくなります。
    壁に賞状や写真が飾ってあったりして生活感があります。
    なんとなく柱や襖が傾いているように見えるのは気のせいでしょうか?
    メニューはもりそばと追加のそばしかありません。もりそばを注文しました。

    これまた山形独特の太くて硬い蕎麦でした。
    美味しいのですがやっぱりもう少し細いほうが好きだなあ。
    それでも、静かで落ち着くお店でした。

    山形鉄道に沿って県道9号を南下します。
    長井の街で国道287号に戻ります。ここからはひたすら国道287号を進みます。
    羽前小松駅辺りから米坂線に沿って南下していきます。
    しばらく走ると米沢の市街地に入ってきます。
    米沢と言えば米沢牛ですが、去年の秋に食べたのでスルーです。
    県道232号に入り、ちょっと迷いながらまた郊外に進んでいきます。

    県道376号との分岐から県道232号は狭くなります。
    奥羽本線の大沢駅を過ぎ、笠松温泉辺りからは道はさらに細くなります。
    かつては米沢街道という幹線道路だったそうです。
    しかし、ガードレール無しのダートだったりアスファルトは剥がれたりしています。

    大丈夫か?この道進んじゃって?
    ここで事故ったらやばいです。2日目の県道309号よりも車が通る気配が無いです。
    滑らないように慎重に走ります。
    だらだらと登って行くと板谷峠に出ます。

    峠に出ると景色は一変します。
    さっきまでは森の中を走っていましたが、高い木が無くなり景色が広がります。
    板谷峠を少し下ったところに姥湯(うばゆ)温泉への分岐があります。
    行ってみます。

    狭いクネクネ道を進んでいくと峠駅との分岐があります。
    姥湯方面に進んでいくと、萱峠を越え山はさらに深くなっていきます。
    でも、こんな山奥な割には対向車が来ます。
    滑川(なめがわ)温泉との分岐からは一気に高度を上げていきます。
    登りの急坂の半径の小さなヘアピンではバイクはかなり神経を使います。
    失速したらバランスを崩してコケそうです。こんな所でコケたら1人じゃバイクを起こせないです。
    ヘアピンで一回エンストしました・・・。急坂なもんで坂道発進すげ〜怖え〜
    あるヘアピンには車用に切り替えしスペースがありました。
    この切り替えしの坂、以前、車はスイッチバックで登っていたようです。
    要はヘアピンカーブを作るスペースも無い急坂だったという事でしょうね。
    こんな所でバックで登ったり下りたりするのは怖いですね・・・

    一番高いと思われるころから道は下りになります。
    ようやくV字峡の先に姥湯温泉が見えました。

    なんちゅ〜所にあるんだよ!この温泉は。
    少し前までは、滑川温泉の分岐から先のこの道はダートだったそうです。このバイクじゃ絶対無理です。
    というか、本当は舗装されているとは知らず、ダートを覚悟して来たのですが甘かったです。
    いくら温泉が沸いているとはいえ、よくもこんな険しい山奥に宿を作ったものですね。
    もう少し進むとちょっとだけダートになります。まだ工事中のようです。
    警備員が立っていて、そのまま進もうとしたらもうここが温泉の駐車場でした。

    ここからは歩いていきます。吊橋を渡って行きます。

    吊橋からは川上の谷の間に宿が見えます。

    護岸工事のための車道が作られていますが以前は無かったようです。
    ここから歩道の坂を登っていきます。
    急坂を登りきると「桝形屋」という旅館があります。

    急斜面の山に囲まれへばりつく様に建っています。こんなところによく建てたもんだよ。
    受付で料金を払い、宿の脇を通って進みます。
    ついに姥湯の露天風呂に到着しました。
     
    いや〜ここまで長かった〜
    辺りは山肌が露出し、石や土砂が崩れています。
    なんともワイルドな温泉です。少し上流の方から管で温泉が送られているようです。
    お湯は白濁しています。温度はちょうどいいです。
    でもそれほど広くはありません。日帰りで入れるのはこの露天風呂だけです。
    そして人気があるようで割と混んでいました。

    坂を下って駐車場に戻ります。
    慎重にバイクで急坂を下っていきます。
    滑川温泉の分岐まで来ました。ついでに滑川温泉にも寄ってみます。
    分岐からは川沿いを進むとすぐに「福島屋」という旅館があります。
    しかし時間が悪く、名物の岩風呂が清掃中と言うことで諦めました。

    再び下って行きます。
    峠駅の分岐まで戻ってきました。峠駅へ向かってみます。
    坂を下っていくとそのうち行き止まりになります。
    ん?駅はどこ?周りは山に囲まれ、茶屋が一軒あるだけです。
    電車の信号機や架線を吊るす柱などはありますが線路がありません。
    この先にある建物は鉄道用のスノーシェルター(雪避け)のようです。

    以前はこのスノーシェルターが使われていたようです。
    奥に長〜く繋がっていて中には車が停まっています。
    実は現在の峠駅はこのスノーシェルターの奥から行けるようです。
    峠駅は奥羽本線の駅ですが、山形新幹線も同じレールを走っています(停まりませんが)。
    峠駅ってネーミングも凄いですね。まんまですよね。
    この駅へ続く道は、先ほど通った県道232号からの一本しかありません。
    民家なんて全くありません。
    何故、こんな場所に駅があるのでしょうか??

    すぐそばに「峠の茶屋」というお店が一軒だけあります。

    峠駅のホームで立ち売りしている名物の「峠の力餅」を作っているお店です。
    「峠の力餅」は明治34年(1901年)から売られているようです。
    このお店自体は明治27年(1894年)創業だそうです。
    ついでに峠駅は明治32年からあるそうで、そんな昔からこんな山奥に鉄道って通ってたんですね。
    店の庭は植木や盆栽などに囲まれいて小さな池もあります。池には岩魚がいました。
    池には峠の力水(湧き水?)が注がれていて、飲み水はそれを自分で汲みます。
    餅が名物のようなのでミックス餅を食べました。

    あんこ、くるみ、ゴマ、ずんだ、納豆の5種類のお餅が食べられます。美味しいです。
    店の裏手には大きな池があって、そこには「それなりの滝」という滝があります。(がっかりします)
    ちょっと怪しげなお店でした。

    県道232号に戻りました。
    峠駅の1つ東側の駅である板谷駅の横を通っていくと国道13号に出ます。
    久々のまともな道です。
    長い東栗駒トンネルを抜けると福島県に入ります。

    国道13号をだんだんと下っていきます。
    このまま進めば福島の市街地ですが、途中から福島西部広域農道に入ります。
    すぐにスカイパーク「WingCafe」と書いた看板があったので行ってみます。
    坂を登って行くと山の上に滑走路がありました。

    何用の飛行場なんでしょうか?でも飛行機は1機も見えません。人も居ません。
    残念ながらWingCafeはやってませんでした。

    農道に戻って南下していきます。
    しばらく走ると県道70号に出ます。この道を吾妻磐梯スカイライン方面に登って行きます。
    しばらく行くと高湯温泉に着きます。
    ここにある玉子湯という旅館に行ってみました。
    ところが日帰り入浴の時間はすでに終わっていました。
    実は終了時間は知っていたのですが、1人くらい入れてくれないかな〜と一応聞いてみました。
    とても丁重にお断りされました。しかも代わりの温泉も紹介してくれました。
    こういう旅館はきっとサービスがいいのでしょうね〜

    そしてもう少し登って行くと日帰り温泉の「あったか湯」があります。

    階段を下りていった先に風呂場があります。
    露天風呂が1つだけのこじんまりした温泉です。
    平日ですが結構混んでいて露天風呂は人で一杯です。
    ここの温泉は先ほどの玉子湯と同じ源泉だそうで、白濁お湯は源泉かけ流しです。
    高湯の源泉からは一番近い風呂だそうです。なので温度は高めです。
    湯船に浸かったり涼んだりしながら結構長い時間風呂場にいました。

    ようやく本日の宿泊地の福島市街へ向かいます。
    県道70号をずっと下っていくとそのまま福島駅に出ます。
    福島駅の東口側に向かう陸橋を渡ると東横イン福島駅東口2がありました。
    チェックインの際の説明によると、夕食にはカレー、朝食にはバイキングが無料で付くそうです。
    しかも、きれいで宿泊料金も安く有難いホテルです。
    一服してから夕飯を食べに行きます。

    福島駅の前を通り過ぎ南の方へ歩いていきます。
    だんだん店が無くなってくる辺りに「三立十割 蕎麦人」(そばんちゅう)という蕎麦屋がありました。
    三立とは、挽き立て、打ち立て、茹で立て、の事だそうで素材や製法にはかなりこだわっているようです。
    店内はちょっとお洒落で落ち着いた居酒屋風で音楽はジャズが流れています。
    ビールと鴨ロース、卵焼き、せいろを頼みました。
     
    2段重ねのせいろ蕎麦は瑞々しくてとても美味しかったです。
    料理も美味しくてまた来たいなあと思いますが、そうそう来れる場所でも無いですね。

    そして、福島の繁華街をぶらぶらしてホテルに帰りました。
    ちょっとだけ無料カレーを食べようかと思っていましたがすでに終了していました。
    4日目の夜も更けていきました。

    本日の走行距離、222km。(合計1363km)


8月20日 (福島→川崎)
  • 5日目、最終日です。天気はいまいちです。
    ホテルのタダ朝食を食べてから出発します。
    国道115号に入り福島の郊外へ向かいます。
    しばらく走ると山間に土湯温泉の温泉街があります。

    温泉街をぐるっと周りましたが、特に面白そうなところは無かったのでスルーします。

    国道に戻り坂を上がってきます。
    道の駅「つちゆ」の辺りから林道へ入ります。
    森の中の道を進んでいきます。霧で視界が悪いです。
    林道はそのうち県道30号になります。
    県道30号を進んでいくと野地温泉、その先に新野地温泉があります。

    新野地温泉の「相模屋旅館」に寄ることにしました。
    露天風呂に行くには宿の廊下の先から外に出て木道を歩いていきます。
    木道の山側の地面から蒸気が噴出しています。

    しかし、露天風呂はお湯を抜いて清掃をしています。
    仕方ないので内風呂の檜風呂へ行ってみました。

    狭いですがとても趣があります。お湯は白く濁っています。
    窓が大きくていい風が入ってきます。気持ちのいい風呂ですね〜
    すると、先ほど露天風呂の清掃をしていたおじさんがシャンプーなどの補充のために入ってきました。
    おじさんに露天風呂の事を聞いてみると、1時間ほどでお湯が溜まるそうです。

    再び木道を歩いて露天風呂へ行ってみました。

    まだお湯は1/3程度しか溜まっていません。しばらく待つことにします。
    この時点ではお湯はほとんど濁っていません。空気に触れるにつれ白く濁ってくるのでしょうか。
    周りはすでに秋の気配のすすきに囲まれいます。開放的な露天風呂です。
    今日は霧で見えませんが、晴れていれば鬼面山などが見えるそうです。
    半分くらい溜まってきたのでフライングですが露天風呂に入ってみます。
    平日の朝10時だけあって他には誰も居ません。こんなすばらしい露天風呂を独り占めです(お湯は少ないですが)。
    お湯が湯船に落ちる音だけが響きます・・・。
    だんだんとお湯が溜まってきましたがなかなか白くはなりません。
    ようやく他のお客が来ました。十分満足したのでそろそろ出ますか。
    ロビーで休憩してから出発します。

    国道115号に戻り猪苗代方面に下っていきます。
    中ノ沢温泉から県道24号に入ります。母成峠を越えて下っていきます。
    曇ってて残念ながら安達太良山などの景色は見えません。
    長閑な道を進んでいくと国道49号に出ます。郡山方面に向かいます。

    郡山ICの手前に「しぶや」という蕎麦屋があります。
    昼食はここにします。
    ちょうど昼時で、サラリーマンなどで混んでいます。テーブルに相席になりました。
    平盛(普通の盛りそば)を食べました。

    混んでるだけあってなかなか美味しいです。
    この店の名物は、大箱と呼ばれる普通盛りの3倍の量がある大きな箱に入ったもりそばです。
    頼んでいる人がいましたがかなり大きいです。
    蕎麦湯にはかき回すヘラがついていましたが、それほど濃くはなかったです。

    ここから東北道に乗ればすんなり帰れます。
    でもそれじゃ面白くないです。
    県道55号から田んぼの中の郡山西部広域農道を南下していきます。
    すると「のんびり湯」という温泉がありました。(また、入るのかよ・・・)
    辺りは田んぼが広がる平地ですが温泉はちょっとだけ高い場所にあります。
    内風呂は前面が大きなガラス張りでとても開放的です。

    ガラスの向こうの階段を下りていくと露天風呂があります。

    木々に囲まれてとても気持ちがいいです。
    木の間からは田んぼが広がっているのが見えます。ちょっと高い場所にあるので見晴らしがいいです。
    珍しく長湯してます。
    実はこの後、夕方から始まる行きたい店があるのでここで時間調整します。
    風呂から上がって休憩所の座敷で横になります・・・・。
    寝てました・・・。
    30分くらい寝てたでしょうか?そろそろ出発しますか。

    走りやすい岩瀬広域農道を南下します。
    しばらく行くと国道294号に出ます。
    それから県道58号に入り国道4号に出ます。混んでます。
    すぐに県道75号に入ります。阿武隈川を渡って県道11号に入り白河方面に向かいます。
    すると目的の店の案内板がありました。
    田んぼの中の路地に入って行くと「とら食堂」の看板が見えました。
    え?こんなところ?
    店の前は思いっきり田んぼ、田舎の風景です。

    この店は白河ラーメンの元祖といわれている有名なラーメン屋です。
    こんな場所にあるお店が有名ってところが凄いですね。
    夜の部は16時から始まります。ちょうど今、16時ですがすでにお客が何人もいました。
    店内は木がふんだんに使われていてきれいです。
    看板メニューの手打中華を食べました。

    名古屋コーチンとシャモロックで出汁をとった醤油スープはとても美味しいです。
    スープには油の膜が張っていたので脂っこそうに見えますがそうでもないです。
    手打ち麺とスープが絡んで美味しかったです。

    これで予定していた旅の全工程が終了しました。
    あとは帰るだけです。
    南湖公園内を通り抜け白河市街に入ります。
    そして国道4号から白河ICから東北道に入ります。
    旅の疲れですでにヘトヘトですが一気に走ります。
    浦和ICから首都高に入り初日と同じように池袋経由で帰ります。
    環状線でちょっと渋滞しましたが割りとすんなり都心を抜けました。
    午後9時、我が家に到着しました。

    疲れた〜〜

    本日の走行距離、366km。(合計1729km)


エピローグ
  • 4泊5日のちょっと短めな東北ツーリングが終了しました。
    5日間の走行距離の合計は1729km、1日の平均は346kmでした。
    立ち寄ったお店は14軒、立ち寄った温泉は11ヵ所でした。

    やっぱり夏は東北がいいですね。
    本音を言えば本当は北海道へ行きたいのですが旅費も日数もかさみます。
    東北はそれよりだいぶ手軽に行けます。
    しかも、多くの温泉、美味しいもの、いい景色、そしてどこも空いています。
    で、今回はなんと言っても温泉が良かったです。
    風呂のすぐ近くの地面から蒸気を上げているダイナミックな温泉が幾つもありました。
    その中でも八幡平の藤七温泉が一番良かったです。
    食べ物に関しては、盛岡じゃじゃ麺、素麺、横手焼きそば、稲庭うどん、蕎麦屋5軒、ラーメンと、10食が麺類でした。
    中でも盛岡じゃじゃ麺は予想以上に美味しかったです。
    食べたかったもの、行きたかった店、行きたかった温泉、行きたかった場所はまだまだあったのですが、5日間ではこのくらいが限界です。

    今回ですでに4回目になった東北ツーリングですが、底が見えません。東北は奥が深いです。
    また機会を見つけて出かけちゃおうかなと思います。

    おわり







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