榛名湖&伊香保温泉
ワカサギ釣って天ぷらだ
初冬の温泉
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- 一日目、その一
- 12月6,7日に群馬県の榛名湖にワカサギを釣りに行って来ました。
今回の目的はワカサギを釣ることはともかく、釣ったその場で天ぷらにして食べようということです。
当然、天ぷらセットを持参しています。(いがぽんママが材料などを用意してくれました。感謝)
本当はよくテレビで冬の風物詩として紹介されるような氷に穴をあけてやる釣りたかったのですが
それにはもっと寒い1月後半から2月にならないと湖が凍らないということを
旅を計画した後に発覚しましたが、ま、いいかということになりました。
旅のメンバーは私、本田さん、おかだん、いがりん、と旅の直前(1日前)に
急遽参加表明したいがりんの友達の布施っち、以上5人です。
ちなみに布施っちは本田さん、おかだんに面識はなく、それでも来てくれるのいうのはうれしいです。
当日、関越自動車道の高坂S.A.に7時に集合し、車は私のと布施っちの2台で出発です。
高崎インターで降りて一路榛名湖へ。
目の前には榛名山がそびえています。榛名湖は榛名山の山の上にあります。
まだ慣れていないナビゲータおかだんのおかげで2,3度迷いながらも確実に榛名湖に接近していました。
しかし、道は間違ってはいないものの、あまり車の通りの少ない道を選んでしまったのがこの後大変なことになるのでした。
道はだんだんと山深くへ入り、それとともに所々に雪が積もっています。
群馬県地方には2,3日前にかなりの雪が降っていたのでした。
そのうち、道路の日陰の部分に薄く雪やアイスバーンがあるようになってきました。道が進むほどその面積は大きくなる一方です。
すると、今までバックミラーに映っていた布施っちの車がいないではありませんか。
車を停め布施っちの車を待つことにしました。しかし、全然来る気配がありません。
その内、下から地元の人らしき車が登って来たので聞いてみました。すると、どうやら布施っちの車が立ち往生しているらしいのです。
Uターンして戻ってみるとアイスバーンの上で身動きがとれなくなっています。
アクセルを踏んでもタイヤが空回りして全然進めません。
布施っちはちょーブルーな表情です。どうするか。引き返したらかなりの時間のロスです。
FF車なのだからなるべく前を重くしたら進むのでは...。
そこでっ!平均より体重の重い(デブ)私とおかだんがボンネットの先頭に座ることにしました。
すると見事に車は前に進みました。おーっ、やったー!みんなはなんだかみょーに感動してました。
それからまた山道を登り、峠を越えた直後、急に下りになったせいか油断したせいか
前を走る布施っちの車がブレーキをかけたとたんに、タイヤがロック!
ツルツルツル〜〜〜ズン。ありゃりゃ、車は道路の山側の壁にぶつかり止まりました。
あちゃー、やってしもた、と誰もが思ったでしょう。
しかし、幸運にも壁にあたったのはタイヤで、車は無傷でした。気がつけば眼下には榛名湖がすぐそばに見えます。
(見ると榛名湖の湖面はしーんとしてボートなど1漕もいません。一抹の不安が...)
やっとのことで車を真っ直ぐに戻し、本田さんとおかだんが先の道を下見をしながら
ゆっくりと進みようやく県道に出ました。は〜、峠を越えるのに何分かかったのだろう。そこから1kmほどで湖畔に到着しました。
そこはいかにもさびれた観光地。人はほとんどみあたらず、こっちまで寂しくなって涙が出そうです。
気を取り直して貸しボート屋さんに聞いてみました。
「何か釣れますかねえ?」「いやあ、今年はダメだねえ。何にも釣れないよ。」
ガガーン。まじっすか?失敗?(みなさま、申し訳ない。下調べが足りませんでした。〜企画者より〜)
- 一日目、その二
- 温泉へ直行か、の意見も出ましたがめげずによく新聞の釣り欄に出ている「鮎川湖」を目指すことになりました。
鮎川湖はここから南へ下り、高崎を通り過ぎ藤岡の奥にあります。
今来たアイスバーンの道を避けて鮎川湖へ向かいました。途中少し渋滞しましが鮎川湖の到着しました。
鮎川湖は榛名湖とは違って人造湖のようです。あまり大きくありません。
すると今度は湖面いっぱいにボートがいっぱいです。車もいっぱいで停めるところもありません。
駐車場が空くのを待ち、ワカサギ用の竿を借りて、ボートの乗って発進です。
ボートは二人乗りなので3漕です。湖には何本かロープが張ってあってそこにフックをかけてボートを固定します。
そしてやっとワカサギ釣りの開始です。あかさしと呼ばれる小さな虫(ごかいやいそめは平気なのに最初は抵抗がありました)を
小さな針につけて底の方に落としていきます。水深は20〜40mくらいです。
新聞によると一日で一人で100匹以上、200や300匹といった日もあります。
いったい何匹釣れるのだろう、みんなワクワクであります。
ところが、あたりが無い....無い....全然無いぞー!
周りを見ても釣れてる様子がまるでないです。また失敗です。結局二時間くらい粘りましたが5人ともあたりがゼロです。
早々に引き上げ、腹が減ったので湖畔でワカサギの天ぷらを作るはずのコンロでお湯を沸かし
カップラーメンをすすりました。みょうに美味しいのは何故でしょう。
全然釣れなっかたのにあまり悔しくありません。やはり、面白いメンバーとワイワイやりながら旅をしているからでしょうか。
とにかく釣りは終了、今日の宿のある伊香保温泉に向かいましょう。
- 一日目、その三
- 伊香保温泉に着き宿に電話すると、迎えのワゴン車が来ました。
(伊香保温泉はどこも細い坂道や階段で迷路のようで、案内が無いと宿にたどりつけないのです)
駐車場に車を停め、ワゴンに乗り換えて車1台やっと通れる道をずんずん進み今日の宿「金田屋旅館」に到着です。
入り口を見てみんなの一言、「しぶー!」
確かに渋いです。これは期待がもてます。中へ入り、部屋に通されようやく一服です。
部屋は特に特筆すべき点もなく普通、まあこんなものでしょうか。
まだ夕飯までに時間があるので、温泉街を探索することになりました。
伊香保は私の期待通りにコテコテおやじ文化を今に伝える温泉街です。
ストリップ、射的、積み木落とし(本当の名前はわかりません。ボールを投げて積み木を落とします)
スナック、カラオケ、パチンコ等々コッテリコテコテです。(でも、以外にヤンガーが沢山います)
ストリップは入らなかったですが、店の前にある看板が面白いです。
そこには、ダンサーさんの横に書かれた言葉があり、天B、イレポン、縄縛、本板、う〜ん、意味深です。
坂が多いためさすがに疲れ、帰って風呂に入ろうということになりました。
風呂は、檜風呂で源泉から直接引いているらしくタオルがお湯に付くと茶色になってしまいます。
温度はぬる目で、熱いのが苦手な私にとってはちょうどいいです。烏の行水のわたしも珍しく長く入っていました。
それからお楽しみの夕飯です。もちろん部屋出しです。(最近は部屋出しの宿しか選びません)
料理の方はまあまあです。この値段からいって妥当なところでしょう。
酒が入りみんなばらばらに寝てたりテレビを見たりして、わたしも11時には寝ました。
みんなおやじだなあ。これでも年齢は26、26,28,29,30(ワシ)、やっぱおやじかあ。
ZZZzzz...
- 二日目
- さて2日目です。ここの宿の特徴は朝飯にあるそうです。自慢はマイタケご飯と厚焼き卵です。
これは美味しいです。今まで行った宿の中でも朝飯ランキング1位です。
朝から腹一杯食べてから、今日は昨日できなかった天ぷらをしに行きます
車で出発するといきなり渋滞しています。そこでヒューマンパワーナビゲーションシステムを作動させ裏道へGO!
その道は観光からは無縁の田舎道です。
肝心のワカサギを買いにスーパーに行きたいのですが、そんなものは全然ありません。
やっと国道に出るとスーパーがありました。そこでお目当てのワカサギ(本当は釣る予定だったのに..)を手に入れました。
レジのおばさんにバーベキューができるような適当な場所を教えてもらいついた場所が吾妻川のほとり。
絶好の天ぷら場所です(なんだそりゃ)。さっそく天ぷらの準備を開始です。
油を温め、ころもを作り、冷凍ワカサギを解凍して準備万端です。
天ぷらを作るのは以外と簡単で、冬のアウトドアには持ってこいです。(でも、食べ過ぎると胸焼けしますので注意しましょう。)
手際の良い作業でどんどん天ぷらが出来上がります。
まずはワカサギの天ぷらです。こ,これはうまい!
それから野菜の天ぷらです。これもうまいです。
やはり出来立てはうまいです。宿の料理を忘れるほどです。つい食べ過ぎてみんな胸焼けぎみです。
いや〜、なかなかナイスな企画でした。成功です。
すっかり満喫して帰路に着くことにしました。これ以上いると渋滞にはまります。
帰りは高速をすっ飛ばしてそこから2時間40分後には横浜に着いていました。速い速い。
1泊2日でしたがとっても面白い旅行でした。今度こそワカサギを釣ってみせます。
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